こんにちは、ねこすけです。

就活生の皆さんは、志望企業をどのように選んでいますか?

なんとなく人気企業を受けておけば安心、と思っている方は、

至急考え方を変えてください。

 

社会人になってからの成長スピードの差は、途方もなく大きいです。

優れた仲間のいる環境で切磋琢磨した人と、昭和的硬直日本大企業のジェネラリスト(笑)とでは、5年後の仕事能力に天と地ほどの差が生じます。

ましてや、社会・技術トレンドの変化が激しく、グローバルな競争が熾烈さを増している現在、自分の身を守る意味でも、「真の優良企業」を正しく見抜くことは、かつてないほどに重要になっています

 

1. 人気企業は今後も安泰か?

1.1. 人気ランキング上位は、「安定企業」がズラリ

上表は、マイナビ・日経が発表した2020年卒大学生就職企業人気ランキングです。

  • ソニー・富士通・トヨタなどの、伝統的な巨大メーカー
  • 京海上日動などの、金融・保険業
  • JTB、ANAなどの、航空・インバウンド系

多少の変動はあれ、上位に連なるこれらの面々は、1990年から大きな変化はありません。

変化の大きな時代だからこそ、安定的な大企業志向が強まっているとの調査レポートも出ています。

 

1.2. 外部環境変化で経営は簡単にグラつく

安全な企業など、どこにもありません。

2020年初頭からの「コロナショック」では、時代の寵児とも思えた航空・インバウンド系が、直撃弾を受けました。2020年2月には、中国人訪日客数が前年比88%減となるなど、外部環境変化の脅威をまざまざと見せつけられた格好です。

15年ほど前には典型的な安定業界と思われていた金融・保険業も、マイナス金利の影響で利ザヤが減ったことに加え、AIの登場によって、今後はこれまで人間が行っていた業務の多くが代替されていくと言われています。数年後に金融業界が「衰退産業」化していない保証はどこにもありません

トヨタなどのメーカーも、10年後に現在の競争力を維持しているかは誰にも分かりません。Uber等のモビリティの革新的サービスが広がり、保有から共有のパラダイムシフトが進む中で、環境変化に合わせてビジネスモデルを作り変えることができない自動車メーカーは、あっという間に中国系やインド系に飲み込まれてしまうでしょう

「この企業に入れば安全」という価値観は、今すぐ捨ててください。

 

1.3. 重要なのは自分が成長できる企業

「5年後にこの会社は消滅しているかもしれない」

令和の就活生は、最初からこの位の覚悟をもって入社し、いざ社会の荒波に放り出されたときは自分の力で新たな働き口を掴めるように、着実に実力を高めておくようでなければ、令和の社会人は生き残れません。

語学力堪能で努力家で野望に満ちたアジア系の若者が、日本に大量に押し寄せています。「上司が中国人」といったことも当たり前になってきました。能天気なゆとり系日本人の存在可能なスペースは近未来に消滅します。3K底辺労働に落ちぶれたくなければ、今、この瞬間から、自分を鍛え始めましょう。

未来を掴むには、個人の成長あるのみです

 

2. 最速で成長できる企業とは?

年功序列、職場ローテーション、体育会系、飲み会気質…

聞いた瞬間に、丁重にお断りしましょう。こうした日本的なカルチャーは、世界標準ではありません。

負け犬の文化に一度浸かってしまうと、自分が最後の負け犬になるのが怖くなり、後輩にも同様の文化を強要するマインドが生じます。こうしたカルチャーは、国家的競争力を押し下げる害悪でしかありません。初めから近づかない方が賢明です。

では、あなたの成長をドライブさせる企業の特徴は何なのか?

それは、下記の3点に集約されます。

 

2.1. 若いうちから裁量が大きい

一年目から、プロジェクトの主導権を与えてくれる企業がベスト。

そんな企業があるのか?と思うかもしれませんが、優良企業なら100%そうしています。

危機感を持って会社の成長を考えている企業であれば、優秀な人材を早期から育成して種戦力に成長させようとするため、有望な若手に挑戦のチャンスを与えます

  • 若手はまず3年間修業!
  • 先輩の背中を見て学べ!

こんな企業にいたら時間の無駄です。責任者として自ら考えて動く中でこそ、優秀なリーダーの考え方がリアリティを持って理解できるようになるし、自分がリーダーとして、チームを会社をどう成長させるのかに思いを馳せることができるのです。

若手が裁量を持って働いているかは、OB訪問で一発で見抜けます。甘やかされた若手は学生の顔のままですが、裁量を持って働く若手の顔にはプロフェッショナルとしての自覚が内側からにじみ出るものです。

 

2.2. 優秀な仲間が集まっている

企業説明会やOB訪問を通じて、目の前の社員が自分にとって「優秀な仲間」であるかを、あなた自身で評価してください。以下は、優れた仲間と悪い仲間の違いを、ぼくなりに整理したものです。

優れた仲間は、あなたの学び成長し続けようとする気持ちを高める

優れた仲間は、問題に直面した際に新たなソリューション・気づきを示す

優れた仲間は、あなたのビジョンを共有し、新たな価値を創り上げる推進力となる

悪い仲間は、互いの傷をなめ合うばかりで成長しようとする意志を奪う

悪い仲間は、問題に直面しても責任の所在や保身を考える

悪い仲間は、事業や会社のビジョンを持たず、過去から続けてきた「作業」を繰り返すことしか出来ない

 人間の成長の上限は、周囲の環境によってある程度規定されます。若い時間を無駄に過ごさないためにも、優秀な仲間と切磋琢磨する場を追求しましょう。

下記のような会社は、高確率で、仲間の品質が低いので特に注意が必要です。

  • 同質的な経歴の社員が多い
  • 中途採用に消極的である
  • 優秀な社員から順に退職していく

 

2.3. 常に新たな事業を創り続けている

会社の事業説明資料を確認し、常に新たなフィールドに挑戦しているか、他業種やスタートアップとの連携を行っているか、といった点を調べてみましょう。

新たな挑戦をしない会社に、優秀な仲間は集まらないし、あなた自身の成長もありません。

 

3. 企業を見る目を鍛えよう

3.1. 強い会社を見抜く「決算資料分析」

往々にして、学生向けの企業説明会よりも、株主向けの決算説明会の方が、誤魔化しのきかない企業のリアルな実態を掴むことができます。決算資料は、上場企業であれば「企業名 IR」で検索すれば大体出てきます。※IRは、Investor Relationsの略です。

下記の2点については、最低限見ておくべきでしょう。

(1) 財務諸表

  • 売上高、営業利益、経常利益、税引き前当期純利益は増加しているか
  • 営業キャッシュフローはプラスか

(2) 経営成績の概況

  • 外部環境の認識と自社のパフォーマンスの評価が適切か
  • 今後の成長性が説得力を持って説明できているか

会計は苦手だ、という方もいらっしゃると思いますが、IR資料を通じて分かる企業の魅力は、ESや面接での志望動機にそのまま生きてくるものなので、ぜひ丁寧に目を通すようにしてみてください。

 

3.2. 会社員の本音を知る「OB訪問」

企業説明会に10回参加するよりも、OB訪問を3回した方が、よほど社会人を見る目が鍛えられます。

企業説明会に出てくる社員は、会社の中でも特に「外映え」する人が選ばれていますが、大学の繋がり等でお願いしたOB訪問であれば、その会社の「普通の社員」にヒットする確率が高まります。

OB訪問に関しては、先述した「優れた仲間、悪い仲間」を思い浮かべながら、目の前の社員がどちらに当たるのかを判断するようにしてみてください。

※OB訪問については、近々また別途記事を書きます。

3.3. 仕事をリアルに感じる「インターン」

実際に勤務体験の出来るインターンは、会社の雰囲気を知る上でこの上ない機会です。

ただし、「閉鎖的な学生チーム内で課題をこなし、最終発表会で社員のコメントを貰うだけ」 というタイプのインターンは、当該企業における本選考での優位性形成には役立つかもしれませんが、会社のリアルな雰囲気を感じることはほとんどできません。

インターン先を選ぶ際には、実際に仕事を行っている社員とどこまで近くで同じ緊張感を持てるか、といった点を重視するとよいでしょう。

 

日本が先進国といわれた時代は過ぎ去りつつあります。現在の就活生は、厳しい競争時代に備えて、着実に自分の能力を高めておくことが自衛になります。10M就活では、就活生の会社の選び方、ES・面接のコツなどをお伝えしていきます。10M就活を利用して、一緒に生きる力を磨いていきましょう。