こんにちは、ヒロシゲです。

ぼくがコンサルしている友人が、投資コンサルティングの新事業について、荒川区の創業支援融資で500万円の調達に成功したので、その体験談をお話できればと思います。(この記事は2019年度の制度を利用しています。最新年度の詳細については、区役所にお問い合わせください)

 

1. 創業支援融資の概要

ぼくの友人はもともとFP資格を持っていたのですが、今回、投資コンサル業で自分の会社を持つことになり、荒川区の創業支援融資のお世話になりました。

 

1.1. 創業から1年未満の事業者が対象

創業支援融資は、創業から1年未満でないと、融資を実行できません。

中小企業診断士の面談や、銀行・保証協会の審査に、大体1~2か月ほどの時間がかかるので、かなり時間に余裕を持って申し込む必要があります。

 

1.2. 本人負担金利は0.5%

荒川区の創業支援融資のスペックは下記の通りです。

融資限度額 1,500万円
返済期間 運転資金・運転設備併用資金・・・5年以内
※注釈1 据置期間を含む
設備資金・・・7年以内
※注釈2 据置期間を含む
本人負担金利 0.5%(利子補給1.4%)

 

なお、保証協会の利用料は区が全額肩代わりしてくれます。

荒川区の小規模企業資金融資の本人負担金利が0.6%なので、ちょっとお得といったところですね。

(ご参考)荒川区 2019年度特別融資 創業支援融資

 

1.3. 城北信用金庫の利用で実質負担金利が0%に

区役所の方から紹介されて知ったのですが、城北信用金庫では、創業支援に関して荒川区と連携しており、本人負担分の金利0.5%を肩代わりしてくれます。(2020年1月時点)

つまり、実質的な金利負担は0%となり、利子は一切支払う必要がありません!

創業期は資金繰りで苦しむことも多いので、こうした制度は非常にありがたいものだと思います。もちろんぼくの友人もこの制度を利用しました。

(ご参考)城北信用金庫 創業支援に関する荒川区との連携について

 

2. 事業計画の作成

2.1. ウェブからフォーマット入手可能

融資の斡旋に必要な資料フォーマットは、すべて荒川区のHPから入手可能です。

たまに書き込みできないタイプのPDFが混ざってますが、区役所に問い合わせたところ、Word形式のフォーマットをメールで送ってもらえました。(最初からそちらをアップロードしてくれればいいのに笑)

 

2.2. 中小企業診断士と3回面接

既定のフォーマットに必要事項を記載した後は、区役所6階の経営支援課融資係で、中小企業診断士との面接をセッティングしました。

中小企業診断士は、事業計画をチェックして、改善点をアドバイスしてくれます。短い人で2回、長い人だと7-8回は中小企業診断士から計画改善指示が出て、そのたびに面談を繰り返します。ぼくの友人の場合は3回でした。

中小企業診断士は、顧客の見込みはあるか、資金繰りは大丈夫か、ライバルとの差別化はできているか等、第三者の目線から厳しい意見をくれるので、非常にありがたい存在です。(結構保守的な意見を言われるので、新規性の高い事業をする方は、ちょっとイラッとするかもしれませんが、我慢我慢)

ちなみに、中小企業診断士との面談はすべて無料です。

 

2.3. 信用金庫、保証協会の審査

中小企業診断士のお墨付きを受けると、区から融資斡旋書が交付されます。斡旋書と事業計画書が揃ったら、信用金庫で企業融資担当者に新事業の説明をします。

事業を既に始めている場合には、事業の存在の証明として、契約書類等の提示が求められることがあります。ぼくの友人の場合は、2回信用金庫の担当者と話して合格。保証協会の審査に進みました。

保証協会の担当者は、オフィスに実際にやってきて、事業内容や事業所環境の確認をします。このころまでには、事業計画書はバッチリ仕上がってるはずなので、大して新しい作業は発生しません。

審査が成功した場合、後日信用金庫から電話がかかってきます。信用金庫の口座開設のために、信用金庫担当者が事業所を実地確認にくることもあるそうですが、ぼくの友人の場合は実地確認は免除でした。

ぼくの友人の場合、信用金庫に初めて行ってから、融資実行までに1カ月半かかりました

 

3. 融資の気になる疑問

3.1. 融資後に所在地移転した場合は?

創業支援融資は荒川区内事業者を対象としたものなので、所在地移転した時点で、区と信用金庫による利子補給が停止されます。

すぐに全額返せ、と言われることはないですが、金利負担が1.9%になるので結構キツイです。

区が肩代わりしてくれた保証協会利用料についても、返せと言われることはないようですが、所在地移転を検討される場合は、きちんと確認しておいた方がよいかと思います。

 

3.2. 資料作成に役立つサービスは?

中小企業診断士がアドバイスをくれるので、最初は出来の悪い計画書を持って行っても、時間をかければ質は上がっていくと思います。

ただ、時間が無い方は外部サービスで事業計画の制作を依頼するというのもアリだと思います。

今回は、10Mねこすけ氏が友情価格で資金繰りシミュレーションを代行作成してくれたので、この辺はさくっとショットカートできました。

(外部サイト)10Mねこすけ氏の資金繰りシミュレーション

3.3. 次に申し込むべき融資は?

事業が少し軌道に乗ってきたら、東京都の中小企業制度融資『創業』を使ってもらう予定です。

この制度は、創業から5年未満の事業者が使える融資制度で、負担金利は0.45~1.49%程度、運転資金の返済期間が7年です。区市町村の創業支援を受けたことがある場合、負担金利が0.4%優遇されるのが嬉しいポイントです。

いかがでしたか?自治体の融資は、申し込みから実行までに様々な手続きを行う必要があり、時間も1~2か月ほどかかります。余裕を持って融資の活用を検討し、あなたの事業の成功に繋げてくださいね。