こんにちは、10Mのヒロシゲです!

いきなり「高給奴隷」とかいうパワーワードを持ち出してしまいましたが、

コンサル・シンクタンクにおいては、誇張でも何でもなく、

若手社員の7-8割が奴隷なのです。

 

激務に身を散らしていく「高給奴隷」たち

「高給奴隷」は、生殺与奪の権限は全て直属の上司に掌握され、

毎夜レッドブルを片手に、分厚いパワポ資料をシコシコ作り続けています。

「高給奴隷」自身は結構やりがいを感じて働いていたりもするのですが、

それも上司たちによる巧みな洗脳術によるところが大きく、

ほとんどの高給奴隷たちは、いずれ身体か心を壊して会社を去っていきます。

戦略コンサルの平均在籍年数は、2-3年程度と言われています

 

  「高給奴隷」は出世できない

さらに残念なことに、競争を生き残り40歳間近になったとしても、「高給奴隷」の多くは、コンサルの花形出世コースを歩むことができません

なぜなら、「高給奴隷」に求められるスキルと、パートナーに求められるスキルが完全に異なるものだからです。

「高給奴隷」に求められるスキルセットは、主に下記の3点が挙げられます。

  • 上司に従順であること
  • 緊急対応や深夜対応を厭わないこと
  • 期待通りのパフォーマンスを安定して発揮すること

一方で、パートナークラスに最も必要なのは、顧客との直接コミュニケーションを通じて新規案件を獲得する能力です。

「高給奴隷」はパートナーが頭に思い描く資料を忠実に出力するプロフェッショナルですが、顧客を喜ばせる力、顧客に愛してもらう人間味に欠けていることが多々あります。これは、向き不向きもあるのでしょうが、10年以上奴隷を続けた後にこの残酷な現実に直面しているコンサルタントのいかに多いことか…。

以下では、「高給奴隷」によく見られる特徴や、「高給奴隷」を洗脳する上司たちの罠、そして、「高給奴隷」に陥らずに出世する方法を、順番にお話していきます

 

 

「高給奴隷」に共通する特徴

私の経験上、「高給奴隷」はかなりの確率で下記の特徴を有しています。

20-30代の若手

パートナーからしてみれば、「高給奴隷」は従順で馬力のある若者であることが望ましいです。

世間の同世代に比べると高収入

30歳で年収1000万円くらいはザラです。皆それを心の支えに頑張ってます。

※激務の時期は、無駄遣いでストレス発散をする人が多く、意外と貯金は増えなかったりします。

調査・資料作成の鬼

Excel、パワポ操作が完全に効率化されていき、パートナーの求める資料を爆速で作成していきます。

顧客コミュニケーションの場面では脇役

あくまで主役はパートナー。もちろんある程度のプレゼンは行いますが、必要以上に目立つことはご法度です。

Facebook等での激務アピールがウザい

末期の奴隷になると、「3日徹夜続けたら、天国見えたんだけどwww」みたいな痛々しいSNS投稿を繰り返し、周囲から「大丈夫?」と言ってもらうことに快感を覚えはじめます。

「成長」が口癖

「きつい仕事だけど、優秀な仲間やクライアントとの真剣勝負が、僕をさらに成長させてくれるんです」

とOB訪問に来た大学生に話しかけながら、奴隷生活を自己正当化します。

 

 

上司たちによる洗脳

皆さんも不思議に思いますよね?

なんで「高給奴隷」たちは、奴隷生活にやりがいを感じてしまうのか、と。

もちろん、給料が高いということもありますが、先にも述べた通り、上司による巧みな洗脳が大きな役割を果たしています。

「自分も20代のころは毎晩徹夜で挑戦し続けて、それで今の自分があると思ってる」

「このチームはみんな、命を懸けて仕事に取り組んでる。君も同じ方向を向いて頑張ってほしい」

「コンサルはスーパーサイヤ人。身体を壊して復活するたびに成長するから、●●●も負けるな!」

これ、全部ぼくが実際に言われた話ですが、こういうことを延々と聞かされていると、

奴隷労働が次第と「成長のために必要な修行」のように感じられてきて、

最後にはパーフェクトな「高給奴隷」になってしまうのです。

多分どの業界でも同じだと思いますが、

「成長」を強調してくるリーダーは大体ゲス野郎なので、ぜひ注意してください。

 

 

脱「高給奴隷」のススメ

じゃあ、実際に出世しているのってどんなヤツなのか?

というと、

「高給奴隷」をわき目に、言語力や専門性、愛嬌を発揮して、上司や顧客と良好なコミュニケーションをとっているコンサルタントが、実際に一足飛びに出世していきます。

当たり前っちゃ当たり前ですが、パートナーにとって「高給奴隷」は使い捨てなので、どんなに尽くしたところで、フィジカルかメンタルが壊れた時点でお払い箱です。

えてして「高給奴隷」は、「あいつは上司に媚びを売ってるから、たいして徹夜作業もしないのに出世した」などと愚痴ってますが、こんな話をしている限り死ぬまでそいつは奴隷確定です。

パートナーの考える企画に、新たな広がりを与えるような、そんなワクワク感を感じさせるコンサルタントだけが、「高給奴隷」になることなく周囲に認められ、コンサルファームでエキサイティングな自己実現が可能なのです。

 

ファームには、優秀な同僚が沢山います。東大卒、帰国子女、トリリンガル、会計士なんてのは掃いて捨てるほどいます。

そうした環境に身を置くと、ついつい努力の量で価値発揮しなければとの思いから、自ら「高給奴隷」化していく人が後を絶ちません。

そうではなく、自分ならではの強み・専門性を目立たせることに努力を集中することが、コンサルファームで生きていくうえではめちゃくちゃ重要です。

コンサルファームで生きていくのであれば、いずれは貴方の力で、貴方ならではの独創的な案件を創り出すことが求められます。若いうちから、自分の強みを生かす方向に資源投下を進めていかないと、30代中盤になったとき「奴隷」としてしか価値発揮できない自分に絶望することは必至です。

 

 

今回は、自身の経験をもとに、戦略コンサルティングファームの「高給奴隷」の実態について解説しました。ファームに勤めている人、これからファームを目指す人、の双方にとって少しでもお役に立てたなら嬉しいです!